【社労法務】給与計算 残業手当設定
記事番号:1092
※残業(時間外)手当の設定方法
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1.勤務項目に項目タイプ「CA~CQ」の「残業(時間外)時間項目」 のうち必要な分だけ登録します。
通常は「CA:早出残業時間」「CD:深夜残業時間」「CF:休日出勤時間」の初期設定の残業時間を、そのまま使用してください。
「CA:早出残業時間」は、125%の残業に対応する時間項目です。
「CD:深夜残業時間」は、150%の残業に対応する時間項目です。
「CF:休日出勤時間」は、135%の休日出勤時間に対応する時間項目です。
そのほか、よく使用されるのが、「CE:深夜労働時間」です。
「CE:深夜労働時間」は、25%の深夜残業に対応する時間項目です。
割増率が通常の125%以外の残業手当がある場合は、「CB:残業時間」「CC:早出時間」などの残業時間の項目を新たに作成しておきます。
「CB:残業時間」「CC:早出時間」は、割増率を自由に設定できる時間項目です。
<残業の時間(勤務)項目についての注意点>
●各項目については、項目名称を該当の事業所に合った名称に変更することが出来ます。
つまり、「早残時間」「残業時間」「早出時間」などの項目名称は、自由に変更してもらってかまいません。
変更してはいけないのは、「項目タイプの【CA]【CB】【CC】」などの記号となります。
●入力区分は「システム標準(毎回入力)」にしておけば給与計算時に時間の入力ができます。取り込みも可能です。
●入力単位はXXX時間XX分と入力する場合は「時間+分」、XXX.XX時間と入力する場合は「時間」を選択してください。給与計算の途中で変更すると、おかしくなることがあります。
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2.単価基礎項目に『時間外基礎単価(CZ)』の登録を確認します。 初期設定で登録されているので、そのまま使用します。
ここに、支給・単価項目で『時間外基礎単価対象』にした項目の金額が積算され、所定労働時間数で割った金額(1時間当たりの100%単価)が自動的に設定されます。
つまり、この「時間外基礎単価」というのは、割増率をかける前の、1時間あたりの単価となります。
この事を理解しておいて下さい。
割増率がかかった、実際の計算に使用する「残業単価」は、全て、この「CZ:時間外基礎単価」を元に計算されることになります。
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3.勤務の残業時間に対応した「残業(時間外)単価」を登録します。
「CA:早出残業単価」「CD:深夜残業単価」「CF:休日出勤単価」は初期設定にて登録されています。
「CA:早出残業単価」は、「CZ:時間外基礎単価」の125%の割増
「CD:深夜残業単価」は、「CZ:時間外基礎単価」の150%の割増
「CF:休日出勤単価」は、「CZ:時間外基礎単価」の135%の割増
「CE:深夜労働単価」は、「CZ:時間外基礎単価」の25%の割増
もし、125%以外の残業手当がある場合は、それぞれ、勤怠項目で作成した「CB:残業時間」「CC:早出時間」に対応する「残業(時間外)単価」の、「CB:残業単価」「CC:早出単価」を設定します。
「CB:残業単価」「CC:早出単価」には、割増率を入力する箇所がありますから、125%以外の割増率を入力しておきます。
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4.支給欄に、勤務・単価の残業(時間外)項目に対応した 「残業(時間外)手当」を登録します。
初期設定では、「CA:早出残業手当」「CD:深夜残業手当」「「CF:休日出勤手当」が登録されています。
残業(時間外)手当は勤務、単価、支給の同じ項目タイプが、1セットとなって計算されます。
「CA:早出残業時間」×「CA:早出残業単価」=「CA:早出残業手当」
「CD:深夜残業時間」×「CD:深夜残業単価」=「CD:深夜残業手当」
「CF:休日出勤時間」×「CF:休日出勤単価」=「CF:休日出勤手当」
「CE:深夜労働時間」×「CE:深夜労働単価」=「CE:深夜労働手当」
「CB:残業時間」×「CB:残業単価」=「CB:残業手当」
「CC:早出時間」×「CC:早出単価」=「CC:早出手当」
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5.残業手当は、割増率は色々あるが、支給項目としては、ひとつで表示したい場合
支給欄に、「CL:時間外手当」を設定してください。
「CA:早出残業時間」×「CA:早出残業単価」
「CD:深夜残業時間」×「CD:深夜残業単価」
「CF:休日出勤時間」×「CF:休日出勤単価」
「CE:深夜労働時間」×「CE:深夜労働単価」
「CB:残業時間」×「CB:残業単価」
「CC:早出時間」×「CC:早出単価」
などの計算結果が、すべて、集約されます。
支給欄に「CA:早出残業手当」「CL:時間外手当」があった場合は、「CA:早出残業時間」×「CA:早出残業単価」の結果は、「CA:早出残業手当」に入ります。
「CD:深夜残業時間」×「CD:深夜残業単価」
「CF:休日出勤時間」×「CF:休日出勤単価」
「CE:深夜労働時間」×「CE:深夜労働単価」
「CB:残業時間」×「CB:残業単価」
「CC:早出時間」×「CC:早出単価」
の結果は、全て集約され、「CL:時間外手当」に入ります。
※「CL:時間外手当」は、すべての残業の計算をまとめる項目だと思ってください。
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6.実際の給与計算では、勤怠の時間項目に、 時間を入力することにより、自動的に残業手当を計算してきます。
つまり、勤怠のどの時間項目に、時間を入力するかによって、割増率が異なりますから、残業手当代も違ってくるという事になります。
※ポイント 勤務・単価・手当欄に、同じ項目タイプを作成すると、残業は自動的に計算されます。
<勤務欄>
<単価欄>
<支給欄>



